ヤメゴクの「七転八起」人生再生記

長年の極道生活から足を洗い、堅気の生活に悪戦苦闘の出直し日記です(苦笑)

「893」=「ヤクザ」

皆さん、お疲れ様です。

コロナウイルスで緊急事態宣言まで出てしまいました。

在宅勤務や仕事を休まざるを得なくなった方など、皆さん大変な思いをされていることと思います。

心より、お見舞い申し上げます。

 

さて、前回のブログで記した様に、「ヤクザ」とは何か?の第一回目

なんで、「ヤクザ」は「ヤクザ」というのか、、、

ちょっと馬鹿げた話になるんですが、皆さん「ヤクザ」って言葉の意味知ってます?

「ヤクザ」は「ヤクザ」だろ、「暴力団」「反社会的勢力」だろ

ってな、言葉が聞こえてきそうですが、まぁそうなんですけど(笑)

「ヤクザ」って言葉にも意味みたいなものがるんですよね。

 

年配の方だったり、ちょっと賭け事が好きだったり、昔は不良だったなんて方は、

花札🎴ってご存じだと思うのですが、現代の若者の中には花札すら見たことない方も多いのかな、、、

簡単に説明すると

1松 2梅 3桜 4藤 5菖蒲(あやめ) 6牡丹 7萩 8芒(すすき) 9菊

10紅葉 11栁 12霧

の季節の花みたいなものが描かれている札があるんです。

これを使った遊びが色々あるわけでして、お金なんて賭けてやると、当然「賭博罪」

で捕まっちゃいますけどね(笑)

この札を使った遊びの中で「おいちょかぶ」なんて賭け事があるのを聞いたことが

ありませんか?

西洋風の遊びで言えば、カジノでよく行われてるバカラとかによく似ているんですけど、親が持ち札1枚、子は場に出てる4枚の札の、好きなところに張る。

すると2枚目を親が伏せて配り、張った人間だけがそれを見て、3枚目をもらうかどうか決めるんです。

2枚で勝負するか3枚で勝負するかは自由なんですけど、とにかく足して3枚までに

9又は19・29に、親の持ち札より近ければ勝ち。

「おいちょかぶ」と呼ばれる、日本にも古くからある賭け事があるですね。

博打の話をすると長くなるので、またの機会にしますが、素人の方やなんかは

大体この絵札で遊びますが、本格的な「カブ札」なんて札もあるんですよ。

 

全く分からない方には必要な事なので前置きが長くなりましたが、

この「おいちょかぶ」の札遊びの中で一番弱いのが10又は20

でも、2枚の札足して10で3枚目引かない人なんていないし、10に10がきて引かない人もいませんよね。

30は、これまたルールが違って10・10・10の揃いで、麻雀で言えば役満みたいなもんでプレミア役みたいなもんですからね。

となると一番勝ち目のない20になる最悪のパターンが「8+9+3」=20

だったら、「8+9」の17でやめればいいじゃん。

と普通の人、常識人なら思いますよね?

でも、親が持ち札2枚で3枚目引いてなかったら、18や19だったら、、、って、

博打打ちや投機的な非常識な輩は考えて、そこで「更にもう一枚!」と

勝負に出るわけですよ。

「更にもう一枚」で1なり2なりを引けりゃ、そりゃカッコイイし、博才あるなぁってなところだけど、3なんか引いて最悪最低なもの引いて0になり、まして親の持ち札が6だった時には引かなきゃ良かった、、、目も当てられない。

そういう最低最悪な役に立たないもの、価値のないもの意味する数字「893」

また、常識人なら引かないであろう8+9=17の勝率

7割近い2枚の札から、更に「もう一枚」と

「一か八か」の非常識な行動パターンを取る人や、

そんな人生設計を送る博打打ちや遊び人を

「893」の語呂で「ヤクザ」と呼ぶようになったという説があるんですよ。

 

他にも諸説はあるらしいんですけどね。

昔、私が稼業に入りたての若い時分は、どこの事務所にも麻雀台や花札、丼にサイコロが置いてあって、昼日中から一目でその筋の人とわかる外見の諸先輩方が遊んでて、小遣いもらったり、色んな話聞かせてもらったものだけど、長い懲役から帰って来た時には、どこの事務所もスーツを着た当番者がデスクにかしこまって座ってて、事務所で麻雀や花札、サイコロ博打なんかしてたもんなら謹慎どころの騒ぎじゃない雰囲気だったもんなぁ

てなこと思い出しながら、今日は「893」=「ヤクザ」の語源について話してみました。

 

明日も朝5:30起床で、作業服着て現場行ってきます。

堅気の仕事は大変ですね(笑)

 

おやすみなさい。