ヤメゴクの「七転八起」人生再生記

長年の極道生活から足を洗い、堅気の生活に悪戦苦闘の出直し日記です(苦笑)

5分前、3分前、1分前、10秒前、9、8、、、0「終了ー出ろー」

皆さんお疲れ様です。

今日も仕事を終え帰宅し、食事も風呂も済ませブログ更新しています。

今日は風も強く寒い一日でした。本格的な冬の到来ですかね。

温泉の素入れて入る風呂は暖かさが染みるなぁ~、、、思わず

「はぁ~」とか「ふぅ~」と、声が出てしまう(苦笑)

で、入浴中、今日のブログは何を書こうかと考えていたら、

「あっ!まだ、刑務所の風呂の話を書いてなかった」

と、思ったら、急に懐かしい響きが脳裏を横切った。

 

「5分前ー、3分前ー、1分前ー、10秒前ー、9、8、、、0終了、出ろー」

「かけ湯3杯、洗い湯5杯、上がり湯2杯」

だっけかな、、、記憶が曖昧だが使える湯量も決まっていた。

確か、入浴時間は15分。

毎日の風呂や、今日の自分がのんびり入っていた風呂の時間を考えても、15分って、

そんなに短くも感じないけど、夏場は週3回、冬場は週2回の刑務所の風呂の15分は、とても短く感じたものだ。

全てが規則正しく、時間通り、急かされる生活環境だったからそう感じたのかも

知れない(笑)

もちろん、温泉の素など洒落た物など入っているわけもなく、【年1回正月入浴だけはバスクリン風呂だった(笑)】日に何百人も入る風呂、最後の方の順番工場となれば、

湯船の状態、衛生面は、ご想像にお任せしよう(苦笑)

使える湯量に関しては施設ごとに決まりが違うし厳しさも違う。

自前で井戸水なんかが出る施設は左程うるさくないが、私が長年いた某刑務所は

一般の水道からのみ引き、刑務官も口癖のように水道料や水不足の事を言い、やたらと節水に関しては厳しかった。

風呂の時など、意地の悪い刑務官などに目をつけられると、わざと湯量のカウントをし、オーバーすると「節水違反」で、処遇課という所に連行され、懲罰まではいかないまでも、取り調べを受け、違反書類を書かされるなんてこともあった。

 

そんな暮らしを十年以上もしたからか、私はあまり長湯が得意ではなく、出かけるのが好きで有名な宿や温泉地なんかにはよく行ったものだが、行っても、ゆっくり風呂に入っていらない(苦笑)

 

あの頃の十年余りの生活を考えれば、毎日、自分の気に入った入浴剤の風呂に、自分の気に入ったシャンプーやボディーソープを使い、、お湯をどれだけ使おうが怒られもせず、好きなだけ風呂に入っていられる。

今、好きな煙草とコーヒーを飲みながら、このブログを記している。

刑務所にいた頃を考えれば、これだけでも十分幸せな事なのに、、、、

誰が言ったか

「人間の欲は、尽きねぇんだなぁ~(笑)」

 

おやすみなさい。